８月17日（木）、本院A棟1階オーディトリアムで令和５年度第1回宇部・山陽小野田・美祢圏域感染対策地域連携圏域協議会を開催しました。本協議会は3つの市にまたがる大きな圏域の医療機関等が多職種で連携した県内初の協議会であり、全国でも珍しい取り組みです。会では初めに会長や主幹の選出があり、本院の松永和人病院長が初代会長に、本学が主幹に選出されました。
本会はハイブリッド形式で開催され、会場およびWEBでの参加を合わせて149名が参加しました。カンファレンスでは感染対策向上加算やJ-SIPHEに登録したサーベイランスデータの共有についての説明がありました。新興感染症の発生等を想定したゾーニング訓練では、予め設定されたシチュエーションに基づき参加者全員で対応についてシミュレーションを行いました。
参加者からは「圏域を越えて連携できる協議会の発足は非常に意味がある」（宇部興産中央病院 中尾亜紀子看護師）、「職種別部会では所属の垣根を越えたつながりができ、情報の共有などができてよかった」（同院 岡智之薬剤師）「院内では現在も十分な感染対策を行っているが、今後起こりうる新興感染症にも周囲と連携を図りながらしっかり対応していきたい」（山口労災病院 村田裕美看護師）といった声が聞かれました。
