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医師紹介
科長
松永 和人 教授
主な業務内容
肺癌は、我が国の癌の死因の上位を占める疾患です。確定診断には肺のカメラを使用しますが、ほぼ全例でエコーを用いて病変を描出しながら生検を行うことで診断精度を上げています。診断のついた肺癌に関しては、呼吸器外科、放射線科、放射線治療科の医師と連携し、一人ひとりに適切な治療を提供しています。外来化学療法も積極的に行っています。
また、難病指定の間質性肺炎は、地域の病院から多くご紹介をいただいております。この疾患は、徐々に肺が硬くなり呼吸不全が進行する病気です。原因不明なものも多く、診断・治療に専門的知識が必要とされるため専門外来を設置しています。
その他に、慢性的な咳、肺炎、喘息、COPDなど呼吸器疾患全般についても診療を行っております。健康長寿社会の実現を目指し、リハビリ介入や吸入薬の指導、在宅酸素の導入など幅広く診療を行っております。特に、喘息、COPDでは呼気中のガス分析(呼気一酸化窒素)を利用した個別的な医療の提供を行っております。重症喘息では分子標的治療薬を積極的に導入し、患者さんのQOLを向上させる治療を行っています。
取り扱っている主な疾患
呼吸器疾患全般
ぜんそく、COPD(肺気腫、慢性気管支炎)などの咳や息切れが長引く疾患、肺炎、肺がん、間質性肺炎、慢性呼吸不全、睡眠時無呼吸症候群など
診療実績(令和5年度)
外来患者総数 | 13,488 |
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外来化学療法 | 828 |
間質性肺炎専門外来 | 14 |
気管支喘息に対する新規生物学的製剤導入患者数 | 53 |
入院患者総数 | 765 |
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肺癌などの悪性腫瘍 | 498 |
びまん性肺疾患 | 124 |
感染症 | 57 |
喘息・COPD | 26 |
その他 | 60 |
間質性肺炎クリニカルパス入院患者 | 12 |
先進救急医療センター(AMEC)入室総数 | 42 |
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感染症 | 16 |
間質性肺疾患 | 11 |
喘息・COPD増悪 | 6 |
喀血 | 3 |
急性呼吸不全 | 3 |
肺胞出血 | 2 |
その他 | 1 |
入院患者平均年齢 | 70.0歳 |
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入院患者平均在院日数 | 10.7日 |
気管支鏡検査 全体件数 | 414 |
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経気管支肺生検(TBLB) | 145 |
超音波ガイド下ガイドシース・経気管支肺生検(EBUS-GS下生検) | 96 |
超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA) | 27 |
クライオ生検(TBLC) | 18 |
気管支肺胞洗浄(BAL) | 116 |
気管支充填術(EWS) | 2 |
局麻下胸膜生検 | 2 |
多分野集学的検討(MDD)診断件数 | 25 |
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