平成28年度 山口大学医学部附属病院 病院指標

この病院指標は、全国統一の定義と形式に基づいてDPCデータから作成した指標となっており、市民の皆さんに情報公開を進めることにより、 当院の特徴や急性期医療の現状をご理解いただくことを目的としています。
現在公表している病院情報(病院指標)は、平成28年度(平成28年4月1日~平成29年3月31日)に退院した患者さんのうち 一般病棟に入院された方を集計対象としております。ただし、歯科入院、自動車賠償責任保険、労災保険、自費等の患者さんは 集計対象外となっております。
また、来院時心肺停止を含む入院後24時間以内に死亡された症例や生後1週間以内に死亡された症例も集計対象外となっております。

なお、指標の中で、件数が10未満の数値については「-」と表示しております。
  1. 1.年齢階級別退院患者数
  2. 2.診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 3.初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 4.成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 5.脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 6.診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. 7.その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1421 491 439 747 991 1354 3379 3540 1561 133
当院は「1.患者の立場に立った全人的医療を実施する」「2.将来を担う医療人を育成する」「3.世界に発信する先進的医療を推進する」「4.地域医療を発展させる」を 理念・目的に掲げ、山口県の中核医療機関として医療の提供を行っています。
平成28年度の退院患者数のうち、60歳以上の患者さんの占める割合が60%以上となっており、症状が比較的重症になりやすい高齢の方の入院が多くなる傾向にあります。

※年齢は入院時の満年齢で集計されています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
平成28年度退院患者さんの疾患(治療)のうち、上位5位までを示したものとなります。
消化器内科、肝臓内科、胆道膵臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 113 16.0 11.7 3.5 72.4
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2なし 86 13.9 9.0 1.2 71.2
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 80 8.6 11.1 2.5 72.6
06007xxx99000x 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 52 4.4 10.4 3.9 67.5
060300xx99x00x 肝硬変(胆汁性肝硬変を含む。) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 35 13.1 13.5 8.6 66.7
消化管、肝臓、胆道・膵臓領域の疾患を扱う内科です。
当科は、世界に先駆けて胃がんに対する内視鏡的切除法を開発しました。現在では内視鏡的粘膜下層剥離術を中心に、食道・胃・大腸に生じたがんに対する内視鏡的治療に積極的に取り組んでいます。
肝臓がんに対しては手術・放射線治療以外の全ての治療(経皮的ラジオ波焼灼療法、肝動脈化学塞栓術、リザーバー動注化学療法、分子標的薬投与)を病態に応じて提供いたします。
胆道・膵臓領域では、胆管閉塞に対する内視鏡的胆管ステント留置術や胆管結石除去を目的とした十二指腸乳頭括約筋切開術を数多く行っています。また近年、胆道・膵臓のがんに対して新たな抗がん剤治療が取り入れられ治療効果の改善が期待されていますが、これらの治療薬も積極的に導入しています。
また治療法の選択に際して、定期的に外科等の他診療科との横断的なカンファレンスを行い、適正な治療の提供を心がけています。
循環器内科、腎臓・高血圧内科、膠原病・感染症内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし 238 9.9 5.5 0.8 62.9
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 180 3.6 3.1 0.6 68.6
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 130 5.8 4.7 3.1 69.7
050050xx99200x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 76 3.4 3.2 2.6 67.3
050080xx9910xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。) 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 48 18.7 6.0 14.6 72.6
当科で最も多い症例は、狭心症や心筋梗塞を含んだ虚血性心疾患と呼ばれる心疾患です。虚血性心疾患は冠動脈という心臓の筋肉を養っている血管の内腔が閉塞したり、狭くなってしまう病気です。治療は、血管内にカテーテルという細い管を挿入し、血管の内側から閉塞部位や狭窄部位を小さな風船で拡張し、ステントという金属の金網を留置して狭くなった血管を拡張します。また、必要に応じてロータブレータという小さなドリルで血管の石灰化部分を削ったりする手術も行います。2番目に多い心疾患は、心房細動、発作性上室性頻拍や心室頻拍などの頻脈性不整脈です。不整脈の治療法には、薬物療法と非薬物治療があります。薬物で改善が見られない頻脈性不整脈にはアブレーション手術(経カテーテル心筋焼灼術)とよばれるカテーテル治療を行います。また、心室頻拍や心室細動など命にかかわる重症不整脈には植込み型除細動器(ICD)、脈が突然遅くなり失神を起こす徐脈性不整脈に対してはペースメーカ植え込み術を行います。患者さんの病態や不整脈の種類に応じて治療にあたっています。
糖尿病・内分泌内科、血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 27 39.3 16.8 11.1 63.1
100070xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等21あり 副傷病なし85歳未満 21 17.2 14.6 0.0 60.9
130040xx99x5xx 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし 手術・処置等25あり 16 41.1 25.1 18.8 69.2
100071xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等21あり 副傷病なし85歳未満 14 14.1 14.9 0.0 62.6
100180xx99000x 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 13 3.3 6.1 0.0 49.9
糖尿病・内分泌内科では、糖尿病患者さんに対して、医師・看護師・管理栄養士・薬剤師などのチームによる療養指導、一人ひとりの病態に合わせた最適な薬物治療を行います。糖尿病性ケトアシドーシス(糖尿病昏睡)をはじめとした重篤な急性合併症や重症慢性合併症の診断と治療を関連科とも連携して行います。連続血糖モニターや人工膵臓を用いた病態の分析や、1型糖尿病患者さんを中心にインスリンポンプ治療も導入しています。また、下垂体、甲状腺、副腎などの内分泌疾患に対して、ホルモン検査や画像検査などにより診断と機能評価、治療を行います。脳神経外科などとの連携も密接です。
血液内科では、血液悪性疾患を中心に診療を行っています。入院治療の最も多い疾患は、リンパ球のがん化した疾患である悪性リンパ腫です。化学療法や放射線治療が治療の中心となります。その他、急性白血病、骨髄異形成症候群、多発性骨髄腫などに対する治療を行っています。新しい治療薬が登場し、治療成績は着実に向上しています。また、感染症予防のため無菌病室を7床備え、骨髄移植などの造血幹細胞移植も積極的に行い、良好な治療成績をあげています。
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010110xxxxx40x 免疫介在性・炎症性ニューロパチー 手術・処置等24あり 副傷病なし 29 15.7 18.0 31.0 45.1
010155xxxxx00x 運動ニューロン疾患等 手術・処置等2なし 副傷病なし 20 18.0 14.1 10.0 68.1
070560xx99x0xx 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患 手術なし 手術・処置等2なし 16 27.7 17.8 62.5 61.9
010090xxxxx00x 多発性硬化症 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 13.9 - -
010080xx99x00x 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 9.4 - -
神経内科では、頭痛や認知症、脳卒中等のよく知られている病気や、神経変性疾患や神経感染症、末梢神経障害、筋疾患など多岐にわたる病気を診療していますが、入院で特に多い病気は慢性炎症性多発性根神経炎や多巣性運動ニューロパチーといった免疫介在性・炎症性ニューロパチーです。これは、自己の末梢神経に対する抗体や様々な因子によって手足の動きや感覚が障害される病気です。広く西日本から患者さんが来られることと、ガンマグロブリン大量静注療法や血液浄化療法といった免疫学的治療を繰り返し行う場合が多いことから、稀少疾患でありながら入院患者の最多を占めています。また、膠原病に伴う神経障害や血管炎性ニューロパチーのような、神経系以外の臓器にも症状を及ぼす自己免疫疾患や、多発性硬化症という脳や脊髄、視神経を障害する病気についても力を入れています。さらに、神経変性疾患に属する筋萎縮性側索硬化症などの運動ニューロン疾患では、診断のために専門的な検査を短期的な入院で集中的に行っています。他にも脳炎、髄膜炎といった脳脊髄の感染症で専門的治療が必要な場合に関連病院と連携しています。
呼吸器・感染症内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 101 3.1 3.7 2.0 71.8
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 71 18.2 19.9 4.2 65.6
040170xxxxxx0x 抗酸菌関連疾患(肺結核以外) 副傷病なし 10 2.0 10.6 0.0 70.0
040120xx99000x 慢性閉塞性肺疾患 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 13.9 - -
070560xx99x0xx 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患 手術なし 手術・処置等2なし - - 17.8 - -
肺癌は、我が国の癌の死因の上位を占める疾患です。診断には肺のカメラを使用し、ほぼ全例にエコーで癌を描出し診断精度を上げています。診断がついた肺癌は、呼吸器外科、放射線科の医師と連携し、一人ひとりに適切な治療を提供しています。
間質性肺炎は、息切れや咳の症状で自覚され、徐々に肺が硬くなり呼吸不全が進行する病気です。原因は、自己免疫性疾患、内服薬や身の回りの環境など様々です。当科医師全員で話し合いながら、原因究明、診断・治療に当たっております。
非結核性抗酸菌症は、水回りや土を扱う仕事で空気中にただよう非結核性抗酸菌を吸い込むことで感染します。結核と異なり、人から人へは感染しません。多種類の抗生剤で治療を行います。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、タバコ煙が主な原因で息切れや咳を主症状とする疾患です。心・血管疾患、骨粗鬆症、肺癌など多彩な合併症を持つため、肺のみならず全身を含めた管理を行っています。
その他、喘息、慢性的な咳、肺炎など呼吸器疾患全般についても広く診療を行っております。
小児科、アレルギー科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 182 5.8 6.2 3.3 0.0
100250xx99100x 下垂体機能低下症 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 65 2.1 3.8 0.0 5.9
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 副傷病なし 54 8.2 6.0 1.9 3.7
030270xxxxxxxx 上気道炎 51 5.0 4.8 0.0 2.1
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等2なし 50 8.3 11.6 0.0 0.0
当院の総合周産期母子医療センターは治療が必要な赤ちゃんを年間約400人受け入れています。中でも多いのが在胎36週以下の早産児や体重2500g未満の低出生体重児です。センターでは24時間体制で新生児科医が急な分娩や搬送に対応し、速やかに集中治療を開始しています。
小児科は山口県内の重症患者を受け入れる3次救急施設の役割を担うと同時に宇部市の市民病院としての機能もあり、肺炎や気管支炎、上気道炎といった一般的な病気の患者さんも幅広く受け入れています。学校検診で低身長を指摘された患者さんのホルモン分泌を調べる検査も積極的に行い早期治療に努めています。
循環器外科・心臓血管外科、呼吸器外科、小児外科、 消化管外科、肝・胆・膵外科、乳腺・内分泌腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし 100 18.0 12.7 3.0 69.3
050163xx03x10x 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等21あり 副傷病なし 58 16.0 17.0 5.2 77.8
060040xx99x60x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 副傷病なし 48 3.1 4.4 0.0 66.7
050080xx01010x 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 副傷病なし 42 20.5 24.7 2.4 69.3
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2なし 34 13.2 12.7 5.9 75.5
当科は総合外科の形態を今も維持しており、心臓班、血管班、呼吸器班、消化器班、小児外科班で構成されています。山口大学が地方大学であり、県内の関連病院を維持し、地域医療を展開していくには、外科学全般をカバーする必要があるからです。各診療班のスタッフおよび各領域の専門医を中心にきめ細かな診療にあたっています。
消化管外科、肝・胆・膵外科、乳腺・内分泌腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 単純乳房切除術(乳腺全摘術)等 手術・処置等2なし 57 13.8 10.3 0.0 58.0
060010xx99x40x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 53 13.8 9.8 0.0 66.3
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 48 15.9 15.9 2.1 72.7
060020xx02x0xx 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 40 17.4 17.7 7.5 65.9
090010xx03x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術・処置等2なし 35 9.0 6.6 0.0 64.4

整形外科・リウマチ科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070010xx010x0x 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等1なし 副傷病なし 72 6.0 5.9 0.0 52.4
070470xx99x6xx 関節リウマチ 手術なし 手術・処置等26あり 51 2.0 2.8 0.0 59.4
070341xx99xx0x 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 頸部 手術なし 副傷病なし 42 14.1 7.2 11.9 64.0
070341xx020xxx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 頸部 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 後方又は後側方固定等 手術・処置等1なし 38 39.7 22.7 39.5 66.3
070343xx99x20x 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 手術なし 手術・処置等22あり 副傷病なし 38 11.6 6.9 2.6 66.6
皮膚科、形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080140xxxxx2xx 炎症性角化症 手術・処置等22あり 104 2.0 2.8 0.0 53.9
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 45 12.7 8.8 4.4 71.2
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 22 10.6 12.0 0.0 59.7
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 20 10.0 9.0 5.0 69.4
080005xx01x0xx 黒色腫 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 19 18.0 14.9 0.0 67.6
皮膚科では、皮膚に症状がある病気であれば全て診療対象としています。代表的疾患としては、皮膚癌、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、自己免疫水疱症、蕁麻疹、脱毛症など多岐にわたります。皮膚癌治療においては県内では最も症例数が多く、外科的治療だけでなく、最近話題の免疫チェックポイント阻害薬や分子標的薬も使用し、病期が進んだ皮膚癌患者さんへの治療方法の拡大を図っています。今まで難治性であった尋常性乾癬の治療においては、生物学的製剤を用いることによって良好な結果を得ています。また、顔の青あざ(太田母斑)や乳児血管腫などに対するレーザー治療も積極的に行っています。さらに、生まれつきの皮膚疾患(遺伝性皮膚疾患)についても、診察・遺伝子検査・遺伝カウンセリングから治療まで適切に行うことが可能な皮膚科専門医が外来を担当しています。当科では、医師全員が力を合わせ、あらゆる皮膚疾患に対応できる体制を整えております。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx97x00x 前立腺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 70 3.6 6.2 0.0 72.7
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 52 8.4 7.4 0.0 73.6
110080xx01x0xx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 44 14.3 13.4 0.0 67.2
110070xx02020x 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし 39 10.3 7.9 0.0 71.5
11001xxx99x2xx 腎腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり 26 13.6 19.9 3.9 68.5
前立腺がん:昨年の男性臓器別罹患率(発生率)第1位となり、今後も増加が予想されます。前立腺がんは転移がなければ、①放射線治療②前立腺全摘手術により根治が可能です。当院では①IMRT(強度変調放射線治療)に金球マーカー留置手術を併用することにより放射線をピンポイントで前立腺に集中させ、副作用の軽減に努めています。②ロボット支援手術により低侵襲手術を行っています。
膀胱がん:経尿道的治療で根治可能な表在性と同治療では根治できない浸潤性に分かれます。浸潤性膀胱癌は膀胱全摘が標準治療ですが、当科では浸潤性膀胱癌も経尿道的手術をおこなった後、患者さんに希望に応じて放射線と抗がん剤治療を併用することにより膀胱温存療法をおこなっています。膀胱全摘の患者さんは小腸で新しい膀胱を作り、尿道から排尿可能な自然排尿型新膀胱を作成し、術後QOLの改善に努めています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020220xx97xxx0 緑内障 手術あり片眼 116 14.6 9.2 0.0 66.6
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり片眼 115 15.2 10.5 0.0 58.2
020280xx97xxxx 角膜の障害 手術あり 94 14.4 11.1 2.1 69.8
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 71 12.4 7.7 0.0 70.2
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 54 7.3 2.9 0.0 62.0
■角膜疾患
角膜とは、眼球の一番前側の中央部にある透明なドーム状の組織です。光を目の中に取り入れる窓の役割を果たしています。この角膜に 傷が入ったり、バイ菌がついたり、濁ったりすると視力は下がります。また、痛みを伴う場合も多く、日常生活を著しく損ねます。こういった角膜の様々な病気に対して、薬を使った薬物治療(FGLM-NH2+SSSR点眼、PHSRN点眼などの当院発の治療)や角膜移植などの手術を行って病気を治します。
■緑内障
緑内障は我が国において視覚障害の原因第一位を占める眼疾患で、我々の日常生活に多大な影響を及ぼします。岐阜県多治見市で 行われた疫学調査(平成12年~13年)では40歳以上の20人に1人が罹患していることが明らかとなり、70歳代では10人に1人が緑内障であることが報告されています。日本の緑内障患者数は約300~500万人と推定されていますが、眼科未受診率は80~90%と言われており、自覚症状が乏しいことが原因です。
■網膜剥離
網膜剥離は、緊急性が高く、また適切な治療を行わなければ失明に至る重篤な眼疾患です。眼球はカメラに例えることができますが、網 膜はカメラのフィルムに相当する部分です。目に入った光が網膜に当たると,網膜は光を電気信号に変え、視神経を介して脳に信号を伝えてものが見えています。網膜剥離は何らかの原因により網膜が剥離した状態で、その原因により治療法が異なります。治療には高度の専門技術と知識を要し、多くの患者さんに外科的な手術が必要となります。当院では経験豊富なスタッフが診療に当たり適切な治療を行って います。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 58 12.4 7.5 0.0 55.6
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 54 7.7 5.5 0.0 47.8
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 44 11.3 7.8 2.3 60.5
03001xxx01000x 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 40 14.9 14.1 2.5 69.2
030440xx01xxxx 慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫 鼓室形成手術 33 15.6 9.4 0.0 44.5
耳の病気は難聴を伴い、生活の質を低下させ、病気によっては放置すると進行したり、合併症が出現するものもあります。当科では最新の機器を用いて検査を行い、耳の病気を適切に診断し、治療を行います。乳幼児の難聴の診断に力を入れており、遺伝子解析の結果をもとに最適な治療法を提案します。
鼻の病気は鼻づまりや鼻みず、嗅覚低下を伴い、生活の質を低下させ、病気によっては放置するとものが二重にみえたり失明、頭の中に合併症を引き起こす場合があります。当科では、CTやMRI,血液検査などを含めて的確に診断し、手術加療を含めた適切な治療をおこなっています。口蓋扁桃の炎症が波及し、膿がたまった場合には切開排膿を行い、重症化を防ぎます。喉頭蓋(食べ物が気道に入らないよう蓋をする器官)が腫れた場合は窒息の危険があり、救急科と連携して空気の通り道を確保します。
頭頸部領域は嚥下、発声、容姿など生活の質に関わる大切な領域で、特に悪性腫瘍では生命に関わるだけでなく、治療によりその質を低下させる事になります。放射線治療、抗癌剤治療、内視鏡治療、レーザー治療など患者様にあった治療を目指します。
放射線科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 100 9.7 12.4 3.0 68.7
040040xx9909xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等29あり 72 7.4 10.8 4.2 66.3
040040xx9908xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等28あり 38 8.0 12.0 2.6 66.5
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 34 3.3 3.7 0.0 71.7
040040xx99000x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 30 11.1 14.8 26.7 68.9
当科では、肺の悪性腫瘍の診断から内科的治療および放射線治療を行っています。診断においては、CTを用いて体表から針を刺して、病変の組織を採取するCTガイド下肺生検を主に行っています。肺の悪性腫瘍の治療では、抗がん剤治療や放射線治療を行っています。抗がん剤治療は、間隔をあけて繰り返し投与する必要があります。患者さんの体力を維持しながら、日常生活を送れるように心がけています。また、抗がん剤治療では個人差がありますが、一定の確率で副作用が起きるため、それらに対して迅速な対応ができるように短期再入院を繰り返すようにしています。そのため、入院期間は全国平均より短くなっています。放射線治療は、抗がん剤と併用して行う場合や、痛みなどの症状がある部位に照射を行う場合などがあります。この他にも早期の肺がんにおいては、ピンポイントで腫瘍に集中的に照射する呼吸同期定位放射線治療という最先端の治療も行っています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 105 8.8 5.1 0.0 60.2
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 84 12.9 9.9 0.0 33.1
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2なし 44 28.0 20.8 2.3 31.0
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 41 11.0 6.4 0.0 44.0
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 38 11.9 6.3 0.0 42.6
当科では、婦人科悪性腫瘍に対して診断から治療まで包括的な医療を提供します。それぞれの患者の状態に応じて手術療法、化学療法、放射線療法などを適切に組み合わせた集学的治療を、過不足の無いように行うことをモットーとしています。化学療法は患者様の状態や状況に応じて外来または入院にて治療を進めています。また良性が疑われる子宮あるいは卵巣の腫瘍に対しては、なるべく低侵襲な腹腔鏡下手術を行っています。
周産期医療については、当院は総合周産期母子医療センターであるため、極めて早い妊娠週数を含む切迫早産、ハイリスク妊娠、合併症妊娠、胎児疾患の妊娠管理や分娩に対応しています。搬送もMFICU(母体・胎児集中管理室)とNICU(新生児集中治療管理室)ともに24時間体制で受け入れ可能であり、周産期集中医療を行っています。
麻酔科、ペインクリニック
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010120xx99xxxx 特発性(単)ニューロパチー 手術なし - - 6.9 - -
070350xx99xxxx 椎間板変性、ヘルニア 手術なし - - 9.1 - -
070343xx99x20x 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 手術なし 手術・処置等22あり 副傷病なし - - 6.9 - -
070350xx97xxxx 椎間板変性、ヘルニア その他の手術あり - - 17.1 - -
010111xxxxx0xx 遺伝性ニューロパチー 手術・処置等2なし - - 13.3 - -
麻酔科・ペインクリニックの患者さんは大きく分けて、腰下肢痛や上肢痛など運動器の痛みの患者さんと、帯状疱疹後神経痛や三叉神経痛など神経障害による痛みの患者さんに分けられます。
運動器の痛みの治療は、色々な鎮痛薬の調節や神経ブロックなどを行いながら、患者さんの生活の質の改善を目指して行っています。他 院での治療では効果不十分であった患者さんにも、高周波パルス治療や、スプリングガイドカテーテルを用いた治療を行い、効果を認めてい ます。また平成27年に整形外科・精神神経科・リハビリテーション部と協力して、山口大学ペインセンターを設置し、特に難治な患者さん へ、集学的な治療を行っています。
神経障害による痛みの治療については、外来で施行できないブロック治療などを入院して治療しています。神経障害による痛みは難治で、 処方される薬の量や種類が増えてしまいますが、ブロック治療によってそれらを減らすことが出来ます。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 38 4.2 3.2 2.6 61.5
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 23 7.2 7.1 4.4 39.2
010070xx99020x 脳血管障害 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし 22 3.7 5.7 0.0 68.5
010200xx01x00x 水頭症 水頭症手術 脳室穿破術(神経内視鏡手術によるもの)等 手術・処置等2なし 副傷病なし 21 14.0 20.9 28.6 38.4
010030xx03x00x 未破裂脳動脈瘤 脳血管内手術 手術・処置等2なし 副傷病なし 20 12.2 10.2 0.0 67.2
くも膜下出血の多くは脳動脈瘤が破裂することで生じますが、最近では脳ドックなどで破裂する前すなわち未破裂脳動脈瘤が発見さる患者さんが増えています。一口に未破裂脳動脈瘤と言ってもその大きさや発生部位などにより破裂率が異なるため、全ての患者さんに手術が必要というわけではありませんが、手術(開頭クリッピング術、血管内コイル塞栓術など)を行う場合には入念な検査を行った上で個々の患者さんに適した方法を選択しています。
また当院ではくも膜下出血のみでなく、急性期の脳梗塞や脳出血の加療も積極的に行っています。特に重症となる心原性脳塞栓症に対しては、血管内治療での閉塞血管再開通療法を行っています。脳出血に対しても侵襲の少ない内視鏡手術を多用しています。両治療とも、高齢化社会に伴い、より侵襲性の低い手術で、より効果の高い治療を目指しています。
てんかんには様々な原因があり、発作の形があります。正しく診断して、最もよい治療法を見つけるために、脳神経外科では検査・治療を病棟で行っています。
救急科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2なし 副傷病なし 19 3.0 3.6 5.3 39.5
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 7.5 - -
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 7.1 - -
010310xx97x1xx 脳の障害(その他) 手術あり 手術・処置等2あり - - 48.4 - -
180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2なし - - 19.2 - -
先進救急医療センター(高度救命救急センター)に入室する患者さんのうち、救急科の医師が中心になって治療するのは、重症な感染症(敗血症)、心停止後症候群(蘇生後脳症)、急性薬物中毒(大量服薬)などです。
意識状態の悪い場合や循環・呼吸状態が安定しない場合、気管挿管後に人工呼吸管理を行います。腎臓の機能が低下している場合、血液浄化療法を行います。体温が上がりすぎる場合や逆に下がりすぎる場合には、体温を一定に保つ管理を行います。また、急性一酸化炭素中毒に対して高気圧酸素治療を行います。このような濃厚な治療を継続している時には、薬で痛みを軽減し、意識レベルを落として患者さんが楽な状態を保ちます。栄養に関しては、経胃管または経静脈的に栄養療法を行います。貧血や血小板減少が進行する場合には、輸血を行います。また、感染症を併発しやすいので、その予防または抗菌薬投与を行います。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 111 11 21 39 17 51 1 7
大腸癌 43 36 47 54 35 206 1 7
乳癌 64 49 11 - 12 11 1 7
肺癌 117 30 92 218 67 82 1 6,7
肝癌 17 32 36 17 5 168 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
初発・再発をあわせて肺癌の患者さんが最も多く、次いで大腸癌・肝癌・胃癌となっています。
胃癌や乳癌では、早期ステージである患者さんの割合が高くなっています。
大腸癌や肝癌では、再発の患者さんも数多く治療しています。
当院では、手術、抗がん剤治療や放射線治療等、患者さんの病態に応じて最良の治療を提供できるよう努めています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 11 10.64 55.91
中等症 49 14.55 69.55
重症 12 16.50 81.08
超重症 - - -
不明 - - -
市中肺炎とは、普段の社会生活の中でかかる肺炎のことです。
成人市中肺炎診療ガイドライン(日本呼吸器学会)による重症度分類システムを用い集計しています。この指標では、細菌による肺炎を集計しており、 インフルエンザウイルスなどのウイルス性肺炎や食べ物の誤嚥による肺炎などは集計対象外となっています。
当院では、「中等症」以上の患者さんが最も多く、高齢者の方ほど重症化しやすいことが推察されます。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内 - - - -
その他 - - - -
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I63$ 脳梗塞 3日以内 85 22.93 69.87 51.55
その他 12 32.33 68.08 5.15
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 - - - -
その他 61 10.38 64.78 11.11
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> 3日以内 - - - -
その他 17 6.06 25.82 0.00
I679 脳血管疾患,詳細不明 3日以内 - - - -
その他 - - - -
脳梗塞とは脳を栄養する動脈が閉塞して起こる疾患です。閉塞した動脈により麻痺や言語障害、認知機能障害、意識障害など多彩な障害が出現し後遺症となります。閉塞した血管をできるだけ早く再開通させることで後遺症を取り除いたり軽くすることができるため、当院では救急科の医師や看護師、放射線技師などと協力し、来院後少しでも早く再開通療法ができる体制を整え実施しています。
また山口県内外の他病院と連携し、他病院に運ばれた患者さんの症状や画像所見をリアルタイムに共有するシステムを運用することで、搬入先でも早期に再開通治療を始めることができるようにしている他、追加治療が必要な患者さんにはドクターヘリや救急車で搬送してもらい、当院で治療を行っています。急性期の治療が終了した後も脳梗塞になった原因を検索し、最適な再発予防の治療ができるよう努めています。その後は脳卒中パスというものを使用し近隣のリハビリ病院や医院と患者さんの情報を共有することで、よりスムーズにリハビリテーションや退院後の治療が提供できるようにしています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
平成28年度退院患者さんの治療のうち、主要手術について上位5位までを示したものとなります。
消化器内科、肝臓内科、胆道膵臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 100 3.01 12.02 3.00 72.15
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 84 2.58 10.37 1.19 71.20
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 72 1.53 12.43 4.17 69.93
K6153 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他のもの) 55 4.00 19.80 3.64 69.60
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 53 2.55 6.55 1.89 69.45
当科では消化管、肝臓、胆道・膵臓領域の疾患に対して、内視鏡やカテーテルなどを用いて、負担の少ない低侵襲治療(手術)に取り組んでいます。
消化管領域においては、内視鏡的粘膜下層剥離術を中心に、食道・胃・大腸に生じたがんに対する内視鏡的治療を積極的に行っています。
肝臓がんには、経皮的治療としてラジオ波焼灼療法を、また経カテーテル的治療として肝動脈化学塞栓術やリザーバー動注化学療法を行っています。さらに、食道胃静脈瘤に対する内視鏡的静脈瘤硬化療法・内視鏡的静脈瘤結紮療法・バルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術等を積極的に行っており、肝硬変および肝がん患者さんに対するトータル・マネージメントを行っています。
胆道・膵臓領域においては、胆管閉塞に対する内視鏡的胆管ステント留置術や胆管結石除去を目的とした十二指腸乳頭括約筋切開術等を数多く行っております。
また治療に際しては、定期的に外科等の他診療科とのカンファレンスを行い、適正な治療の提供を心がけています。
循環器内科、腎臓・高血圧内科、膠原病・感染症内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 169 4.25 5.35 0.00 65.24
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 98 3.30 4.23 2.04 68.86
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他) 73 4.27 8.04 1.37 56.85
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 36 0.00 23.89 11.11 66.28
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 31 0.10 22.52 6.45 68.26
循環器内科で最も多い手術は、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)に対する経皮的冠動脈ステント留置術を含むカテーテル治療です。実際には、血管内にカテーテルという細い管を挿入し、血管の内側から閉塞部位や狭窄部位を小さな風船で拡張し、ステントという金属の金網を留置して狭くなった血管を拡張します。また、必要に応じてロータブレータという小さなドリルで血管の石灰化部分を削ったりする手術も行います。予定入院であれば、2拍3日あるいは3拍4日で退院することが可能です。2番目に多い手術は、頻脈性不整脈に対するカテーテル治療です。心房細動、発作性上室性頻拍や心室頻拍などの頻脈性不整脈の多くは、カテーテルを用いたアブレーション手術(経カテーテル心筋焼灼術)によって、不整脈を治すことが可能です。アブレーション手術とは、過剰な伝導路(心筋を動かす電気の通り道)や不整脈の起源となっている箇所を焼いてしまう治療です。心房細動に対するアブレーションでは、従来の治療に加えて、バルーンカテーテルによる新しい治療も開始しました。2014年には、約マイナス60度まで温度が下がるバルーンカテーテルによる冷凍焼灼や、2016年からは造影剤と生理食塩水を温めたバルーンによる高周波ホットバルーンとよばれるアブレーションを開始しました。患者さんの状態や不整脈の種類に応じてこれらの方法を使い分けて治療にあたっています。
神経内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K386 気管切開術 - - - - -
K502-5 胸腔鏡下拡大胸腺摘出術 - - - - -
K154-3 定位脳腫瘍生検術 - - - - -
K6261 リンパ節摘出術(長径3cm未満) - - - - -
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) - - - - -
神経内科では主として自己免疫疾患や脳炎などの病気に関連した呼吸状態の悪化時に気管切開術を行っています。これらの多くは病気の治療効果が得られるまでの一時的な処置です。胸腔鏡下拡大胸腺摘出術は、自己免疫疾患である重症筋無力症に対して行う手術であり、当院外科と協力して治療を進めていきます。また、中枢や末梢神経系の疾患の診断に必要な病変を脳やリンパ節組織から生検を行い解析しています。他の方法で診断がつかない場合に病変の摘出手術を兼ねて診断を確定させるために行う場合があります。他にも、末梢神経や筋肉の病気について必要に応じて生検術を行い適切な診断治療を心がけています。
小児科、アレルギー科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9132 新生児仮死蘇生術(仮死第2度) 22 0.05 68.09 18.18 0.00
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) 20 0.00 29.40 10.00 0.00
K5621 動脈管開存症手術(経皮的動脈管開存閉鎖術) - - - - -
K7151 腸重積症整復術(非観血的なもの) - - - - -
K300 鼓膜切開術 - - - - -
生まれてくる赤ちゃんの約10%は刺激等の処置が、約5%は呼吸のサポートが、そして1%にはより高度な治療が必要と言われています。総合周産期期母子医療センターでは、全ての重症が予想されるお産に新生児科医が立ち合います。新生児仮死で生まれた場合はその場で集中治療を開始し、その後NICUに入院し治療を継続します。更に低体温療法により仮死で産まれた赤ちゃんが将来、他のお子さんと同じように生活できるように脳保護に努めています。腸重積症整復術は全例でエコーガイド下に生理食塩水を用いて行なっています。これにより放射線被爆を避けつつ安全に整復を行うことが可能となります。また整復困難症例の判断も行いやすくなるといった利点もあります。動脈管開存症は、3,000人に1人に認めると言われています。当院では経皮的動脈管コイル塞栓術を行なっています。これにより胸郭切開が不要で、血管内での治療で済むので入院日数も短くて済むといった利点があります。
循環器外科・心臓血管外科、呼吸器外科、小児外科、 消化管外科、肝・胆・膵外科、乳腺・内分泌腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5612 ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 79 4.13 10.32 7.59 76.80
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 50 5.28 12.56 4.00 70.10
K6335 鼠径ヘルニア手術 48 1.44 1.92 0.00 18.63
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 34 5.18 15.41 0.00 69.71
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 31 6.03 8.58 3.23 68.00
心臓外科では弁膜症などに対しMICS (Minimally Invasive Cardiac Surgery)を施行し、血管外科では胸・腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術、消化器外科では消化器癌に対する腹腔鏡下手術、呼吸器外科では完全胸腔鏡下肺癌手術、小児外科では整容性を重要視した小切開、鏡視下手術などを多くの症例に行っております。各診療班とも低侵襲手術に力を注いでいます。特に循環器内科、麻酔科と合同でハートチームを結成し、重症大動脈弁狭窄症で高齢やリスクが高いために外科的大動脈弁置換術が施行できない患者に対して、経カテーテル大動脈弁留置術を施行しています。
消化管外科、肝・胆・膵外科、乳腺・内分泌腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 56 4.52 13.29 5.36 71.25
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 41 2.78 10.27 0.00 58.05
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 37 2.70 5.73 0.00 64.76
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 33 1.73 5.30 0.00 59.76
K655-22 腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術) 27 3.07 13.74 3.70 65.07


整形外科・リウマチ科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(肩,股,膝) 60 4.03 25.87 18.33 69.65
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(肩,上腕,前腕,大腿,下腿,躯幹) 51 0.92 5.02 0.00 57.98
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除) 39 6.15 21.87 20.51 71.31
K1422 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方又は後側方固定) 33 10.21 42.76 45.45 62.76
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) 30 13.23 27.60 43.33 65.97
皮膚科、形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 74 3.15 14.73 4.05 71.03
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満) 13 1.08 4.77 0.00 41.85
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) 10 1.00 2.60 0.00 21.40
K0053 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上) - - - - -
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) - - - - -
皮膚科では、粉瘤や脂肪腫などの良性腫瘍から悪性黒色腫(メラノーマ)などの悪性腫瘍まで、皮膚に生じたあらゆる腫瘍の手術を行っています。特に皮膚癌治療においては、機能・整容面を重視した手術法を積極的に取り入れています。また、壊死性筋膜炎などの感染症や重症のやけど(熱傷)に対しては、いつでも緊急手術を行うことができるように体制を整えています。広範囲の熱傷の患者さんの治療には、培養表皮を用いた植皮術も導入しており、高い生存率を誇っています。さらに、当科には形成外科も併設されているため、他科領域における癌切除後の再建、乳房再建、難治性皮膚潰瘍、体表における先天奇形に至るまで幅広く治療を行っています。1つの診療科の中に皮膚科専門医と形成外科専門医が所属していることは全国でも稀であり、両者が密に連携を取り合いながら診療活動を行うことで、より質の高い外科的治療を患者さんに提供できるように日々努めています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 97 2.37 8.05 0.00 73.00
K007-2 経皮的放射線治療用金属マーカー留置術 79 1.62 1.42 0.00 72.76
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) 50 3.02 10.00 0.00 66.84
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 33 2.00 4.97 18.18 69.33
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 31 5.48 10.06 0.00 67.87
当科では、膀胱がんに対する経尿道的腫瘍切除術(TURBT)が最も多く行っています。術中の神経反射による不用意な合併症(膀胱穿孔)を予防するため、バイポーラ電極を用いた手術を行っています。前立腺がんの手術は、①放射線治療を選択された患者さんには金球マーカー留置術を行っています。これは、放射線治療時の標的を作成することにより、直腸や膀胱など隣接する臓器の放射線量をできるだけ少なくするピンポイントの治療が可能となります。また前立腺摘除手術を希望される患者さんには、ロボット支援下前立腺全摘術をおこなっています。ロボット手術の最大の特徴は低侵襲であることです。出血量の減少(50-300ml程度)、入院日数の短縮(開腹手術に比べ、1日短縮)、勃起神経温存による男性機能温存などが可能となります。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 535 1.33 1.57 0.93 72.11
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 203 1.11 11.95 0.00 67.00
K259 角膜移植術 71 3.00 11.63 1.41 68.11
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) 69 0.78 11.30 0.00 63.61
K281 増殖性硝子体網膜症手術 37 1.00 14.22 0.00 58.46
■角膜移植
もともと透明な組織である角膜が、何らかの原因で濁ったり、腫れがでたり、孔が開きそうになった場合に行います。機能を失った角膜を取り 除き、亡くなられた方から提供をいただいた角膜を移植します。当院では年間80件前後の角膜移植術を施行しております。
■緑内障手術
緑内障治療の目的は、緑内障によってもたらされる視神経障害(視野障害)の進行を抑制することで、眼圧を下げることが科学的根拠の ある唯一の治療法です。薬物治療で眼圧下降が十分得られないときは緑内障手術の適応となりますが、当院では従来の生理的流出路 再建術、濾過手術に加え、チューブシャント手術まで幅広く対応しており、先天緑内障から難治性緑内障まであらゆる病型の緑内障に対 する治療が可能です。
■硝子体手術
ものを見るためには目の中に入ってきた光が水晶体で屈折され、網膜にピントが合うことが大切です。眼球はカメラに例えることができます が、水晶体はカメラのレンズで、網膜はフィルムの部分です。水晶体が濁ることと白内障になり、網膜剥離や糖尿病網膜症など網膜に病気が出現すると眼科での手術が必要となります。白内障手術、網膜手術ともに、眼球という小さな繊細な組織の手術ですが、当院では 最新の手術機器と経験豊富なスタッフにより、安全で負担の少ない手術を行っており、良好な治療成績を収めています。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 48 1.56 8.33 0.00 14.27
K319 鼓室形成手術 39 2.79 11.62 0.00 44.05
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) 32 3.19 8.66 0.00 54.47
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 28 3.46 8.82 0.00 60.11
K4571 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術) 18 2.00 7.28 0.00 62.11
当科の耳科手術では病変の除去後に可能な限り自家組織(耳介軟骨、耳珠軟骨等)を用いて再建を行い、再発の少ない手術を心がけています。最近増加しつつある内視鏡下耳科手術のための設備も整えており、患者さんそれぞれの病態にあわせて、より負担の少ない手術を提案いたします。難聴患者さんに対する人工聴覚器の手術にも力を入れており、最新の残存聴力活用型人工内耳や埋め込み型骨導補聴器の手術が可能です。山口大学ではほとんどの鼻副鼻腔手術をナビゲーションシステムを併用して内視鏡下におこなっています。唾液腺である耳下腺の腫瘍に対して、手術を行っています。耳下腺内に顔を動かす神経を走行しているため慎重な操作が必要です。神経刺激モニター(NIM)を用いることで、安全に神経を同定しております。
放射線科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈,静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) 23 3.65 19.35 4.35 66.43
K6153 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他のもの) 18 0.44 2.89 5.56 52.06
K509-3 気管支内視鏡的放射線治療用マーカー留置術 11 2.55 2.91 0.00 82.91
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) - - - - -
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - -
当科の手術としては、インターベンショナルラジオロジー(Interventional Radiology:IVR)を行っています。これは、X線、超音波、CTなどの画像診断装置を使用して体の中を透かして見ながら、カテーテルや針などを入れて、病気の診断や治療を行うものです。具体的には、細いカテ―テルを血管内に挿入して血管を詰めたり、狭い血管を拡張したり、抗がん剤などを病気の臓器の近くから流したりなど様々な方法があります。大きく切らずに、体の内部の臓器や血管の治療ができ、患者さんの体への負担が少ないという特徴を持っています。そのため手術後の回復も早く、入院期間は全国平均より短くなっています。また、早期の肺がんの患者さんには、ピンポイントで腫瘍に集中的に照射する呼吸同期定位放射線治療を行うことがありますが、その時に目印となるマーカーを気管支鏡を使用して体内に留置する手技も行っています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 90 7.89 9.40 0.00 31.14
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 72 5.56 9.06 0.00 33.53
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 55 2.33 7.60 0.00 43.58
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 43 2.47 8.53 0.00 44.70
K879 子宮悪性腫瘍手術 33 3.18 17.58 3.03 58.24
当科で最も多い手術は帝王切開術で予定、緊急合わせて年間160例前後になります。当院が総合周産期母子医療センターであるため、県内外よりハイリスク妊娠、合併症妊娠、胎児疾患等の妊婦さんが集まっているためです。子宮や卵巣の良性腫瘍に対する手術はなるべく低侵襲な腹腔鏡下手術で行っており、近年その数は飛躍的に増加しています。子宮あるいは卵巣の悪性腫瘍手術は基本的には開腹で根治的な手術を行っておりますが、現在では子宮体癌で一定の条件を満たした場合は、腹腔鏡下手術で根治的な手術も行っています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K1781 脳血管内手術(1箇所) 40 1.85 27.23 40.00 67.33
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 36 2.86 32.44 55.56 64.67
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 30 7.37 21.67 56.67 60.73
K1742 水頭症手術(シャント手術) 27 5.30 11.37 37.04 46.52
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 26 1.27 10.69 42.31 77.46
脳神経外科での手術数1位(脳血管内手術)と2位(脳動脈瘤頸部クリッピング術)はいずれも脳動脈瘤破裂予防の治療です。我々の施設では多くのくも膜下出血患者さんを受け入れ、それぞれの患者さんの脳動脈瘤に適した手術方法を選択し治療に当たっています。くも膜下出血の患者さんは術後ICUにて最先端のモニタリングシステムなどを駆使し、術後の合併症を防ぐ治療をしています。未破裂脳動脈瘤の患者さんも手術していますが、くも膜下出血の患者さんは重篤な状態の方も多く、それだけ入院日数や当院での治療後のリハビリテーションを目的とした転院などが多くなるのが特徴です。
また、良性・悪性問わず、脳腫瘍の摘出も積極的に行っています。ナビゲーションシステムやモニタリングシステムを駆使し、より安全な摘出術を目剤しています。脳は、部位により機能が異なり、摘出の際も機能温存を目指すべく、場合によっては手術中に患者さんに起きてもらう覚醒下手術を行っています。
救急科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K386 気管切開術 10 10.10 8.90 80.00 58.70
K1492 減圧開頭術(その他) - - - - -
K0023 デブリードマン(3000cm2以上) - - - - -
K060-31 化膿性又は結核性関節炎掻爬術(肩,股,膝) - - - - -
K0731 関節内骨折観血的手術(肩,股,膝,肘) - - - - -
先進救急医療センター(高度救命救急センター)に入室する患者さんのうち、救急科の医師が中心になって行う手術の代表は気管切開術です。気管挿管後の人工呼吸期間が2週間を超えることが予想されれば、気管内吸引(喀痰の吸引)が容易になり、気管チューブの交換が簡単になるため気管切開術を考慮します。気管切開術を施行後、患者さんの状態が落ち着いていれば患者さんの一般病棟への移動または転院を計画していきます。
その他の手術として、感染源からの膿の排出のための切開術があります。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 10 0.07
180010 敗血症 同一 19 0.14
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 74 0.53
異なる - -
手術・処置などの合併症にあたるものとして、感染症および合併症の発生率を示したものです。
入院契機が『同一』とは、感染症や合併症の治療を目的として入院されたことを示し、入院契機が『異なる』とは、他の治療目的で入院したものの、入院中に感染症や合併症の治療が主な治療目的となったことを示しています。
起こりうる合併症については、可能な限り事前に患者さんに説明し、同意をいただいた上で、細心の注意を払いつつ手術・処置を施行しております。
更新履歴
2017/10/20
病院情報の公表について、解説を一部修正しました。
2017/9/29
病院情報の公表について、平成28年度の病院指標を掲載しました。
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