1. HOME
  2. 各部門一覧
  3. 感染制御部

感染制御部

English

HP
ホームページはこちら >>

医師紹介

matsunaga.jpg
部長

松永 和人 教授

主な業務

私達は院内の多様な感染症を制御し医療の質を確保することを目標に活動しています。最大の目標は院内感染の防止とMRSA等の耐性菌(多数の抗菌薬に対して抵抗性を獲得した菌)増加の抑制です。

感染制御活動が各種治療の成功率の向上、合併症の予防、治療期間(入院期間)の短縮に貢献することは、多くの臨床研究によって明らかにされています。

具体的な活動の例としては、各診療科・各部門をラウンドし、感染対策上必要な物品が整っているか、また現場スタッフが感染対策を十分に意識し適切に行動できているかを評価し、その都度改善を加えています。また感染症発症の状況把握と分析等を行い、各部門と情報共有を行っています。ウイルス感染症等が院内で危機的な状況を引き起こすことがないように監視、指導・教育するのも私たちの仕事です。

近年では耐性菌の問題がよく挙げられます。日本政府がまとめた薬剤耐性(AMR)対策アクションプランの実現の取り組みとして、国際的に脅威となっているAMR対策の普及啓発が重要となっています。当院では2019年4月より感染制御部内に抗菌薬適正使用支援チーム(AST)をたちあげ、専従の薬剤師の配置を行いました。2020年10月より専任医師1名を配置し医師2名体制とし、患者さんへの抗菌薬の使用を適切に管理・支援するため体制を整えました。また、地域の医療機関への抗菌薬適正使用に関する相談を受ける体制も整備しました。

院内の感染の諸問題に対しては、各診療科と密接に連携して出来る限り迅速な対応に努めていますが、感染制御をより有効なものとするためには、患者さんのご理解とご協力が必要不可欠です。手洗いや手袋使用等をはじめ、感染対策上必須の事項については十分にご理解いただけるように努めていますが、ご不明な点はいつでも各診療科の担当者にお尋ねください。

kansen1.jpg
ICTラウンド風景
kansen2.jpg
ASTミーティング風景

お問合せ先

  • 抗菌薬適正使用に関する相談窓口(医療機関専用ダイヤル)
  • 0836-85-3075
ページトップ