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医療情報部

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部長紹介

医師写真:平野 靖
部長

平野 靖 准教授

主な業務

 医療情報部は、病院情報システム(電子カルテ)を管理・運用し、大学病院としての高度先進医療の開発・推進と医療人育成、および、山口県の地域基幹病院としての質の高い安心・安全な医療の提供を情報面から支援することを主たる業務としています。
 当院の病院情報システムは、2009年より全面的に電子カルテに移行し、同時にすべての診療画像の電子化もなされ、診療に関する情報を電子カルテシステム上で、手書き書式のスキャン取り込みを含めた診療情報の登録および、それらの閲覧・参照をコンピュータ上で可能としております。また、その主たる機能であるオーダリングシステムでは、検査の依頼、薬剤や注射の処方、各種の検査、手術や処置、リハビリ、入院・外来再診等の予約なども、コンピュータ上でなされております。その中で、これらの依頼から実施を通して関係する部門・部署との運用も含め、医療者間の情報伝達を確実なものとし、また、薬剤処方時のアレルギーや用量などのチェックや注射や輸血時のバーコードによる患者や薬剤の確実な確認機能による安心・安全な医療を行うための支援機能が盛り込まれたシステムが運用されております。
 尚、先の東日本大震災を教訓に自然災害による大学病院の被災に備え、患者さんの大切な診療記録が喪失しないように万全を期して、他の国立大学病院と共同して、遠隔地データバックアップを東日本、西日本のデータセンターに保存しております。

稼働中のシステム

■ 病院情報システム:以下のようなシステムから構成されています。

1.電子カルテシステム:診療記録(カルテ)・オーダリングシステム、看護記録、栄養治療、リハビリ、血液浄化、手術(麻酔記録)、処置、パス

2.部門システム(各部門の管理下にあります):薬剤、放射線検査(統合画像システムを含む)・治療、検査(検体・生理機能)、輸血、病理、光学診療、重症系(集中治療・高度先進救急・新生児ICU)、眼科、感染管理支援

3.医事システム(医事会計・収納)、診断書作成支援

4.臨床・研究支援(二次利用系)システム

■ 診療支援システム:日常の診療の中で蓄積された診療情報を活かして、医療者への診療支援を行う機能を実装しており、その代表的なものを紹介します。

1.慢性疾患の長期の診療内容を把握しながらより円滑に効率的な診療が行えるような疾患別に期間を遡って一画面で確認できる機能(図1)

2.緊急性のある検査値異常がある場合や診療に関連して好ましくない処方などのアラート機能、定期的な検査の失念予防のリマインダーなどメッセージ機能(図2)


 電子カルテシステムやオーダリングシステムは、直接には診療現場のスタッフを支援するものですが、患者さんにとっては、安全で効果的な医療による安心感の中で高度の医療が受けられる基盤になっています。今後も、更なる診療支援機能を充実させることができるように活動を展開していきます。

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図1:疾患マネージメントシート(糖尿病での表示例)
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図2:アラートメッセージの画面例

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