再生・細胞治療センター

　当センターは、再生医療・細胞療法の専用施設として平成17年3月に設置されました。また平成26年には、最新の細胞培養アイソレータを配置した加工施設の運用も行っています。
　当センターは、再生医療安全性確保法の特定細胞加工物製造施設として認可されており、安心安全な細胞加工物を製造・出荷することで、安全かつ効果的な再生医療・細胞療法の一翼が担えるよう運営しています。また大学病院として本学医学部研究室でPOC(Proof of Concept)が取得されたシーズに関しては、早期に臨床研究に移行できるよう、概要書に従った標準書および標準作業手順書の作成やコールドランを行うなどシームレスな支援も行っております。
　なお当センターでは、日本再生医療学会の再生医療認定医や上級臨床培養士を含む職員が製造管理や品質管理に従事しており、さらに再生医療・細胞療法を担う高度な医療専門職を養成する全国初の「臨床培養士養成コース（大学院医学系研究科保健学専攻）」の実習施設としても活用されるなど、本センターは再生医療・細胞療法の研究教育に貢献して参ります。

再生医療・細胞療法に関する活動（2022~2023年度)

1. 医師主導治験「自己完結型肝硬変再生療法」に関する院内調製業務(jRCT2063200014)
2. 臨床研究「再生医療を想定した他家細胞バンク構築に関する臨床研究」に関する製造業務（UMIN000042301）
3. 相談および支援業務（標準作業手順書などの作成、コールドラン実施、特定認定再生医療等委員会への陪席など）