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2018.07.31 第9回山口県ドクターヘリ事例報告会を開催しました

 7月22日(日)、医学部第3講義室において第9回山口県ドクターヘリ事例報告会を開催しました。今回は、県内外の救急指定病院、消防機関や行政機関から医師、看護師、救命士など約80名の参加がありました。
 開会にあたり、杉野病院長から、ドクターヘリ事業は医療機関及び消防機関の協力により実現していると日頃の支援に対する謝辞と新病棟開院後の救急医療、災害医療の機能強化のために更なる連携を図りたいと挨拶がありました。
 はじめに、医学部附属病院先進救急医療センターの金田副センター長から、平成29年度の山口県ドクターヘリ運航実績が報告されました。
 事例発表では、下関市の難治性VF(心室細動)事例と萩市の交通事故による多数傷病者の発生事例の2例について、救急現場で対応した下関市消防局豊浦西消防署豊北出張所の内田消防士長、萩市消防本部萩市消防署の西村救急隊長、本院の藤田、神杉両フライトナースから、それぞれの立場における対応や考察が報告され、参加者との意見交換が行われました。
 また、最近のヘリコプターの事故発生を受け、航空事業会社の朝日航洋株式会社西日本航空支社操縦士の中村元紀氏によるドクターヘリの安全運航に向けた特別講演を行いました。講師からは、ヘリコプターの仕組みやヒューマンファクター(人間の要因・特性)におけるヒューマンエラーをいかに最小限にし、安全な運航を行うかなどの講演がありました。
 最後に本院先進救急医療センターの鶴田センター長から、各医療機関と消防機関との連携によりドクターヘリ事業ができていることへの謝辞と救急現場における活動では連携と情報共有が重要であり、今後のドクターヘリ事業の強化につなげたいと挨拶があり閉会しました。
 

 

萩市消防本部 西村救急隊長による事例発表

杉野病院長の挨拶

下関市消防局 内田消防士長による事例発表

朝日航洋株株式会社 中村操縦士による特別講演

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